財テクめも

お金を増やすために得た知識のメモです。

投資信託の積み立てをシュミレーション

投資信託は元本保証がないため、マイナスになる可能性がありますが、逆に大きくプラスになる可能性もあります。
そのリスクヘッジとして、定期的に積み立てていく買い方があり、これは時間を分散しているため、最終的にプラスになる可能性が高いです。

ここでは、実際にどのような価格推移をたどるのか、シュミレーションしてみました。
積み立て金額は毎月1万円です。かなり最悪のケースを想定してやってみました。

基準価格が半額まで下がるケース

買った途端に下降トレンドになってしまい、投資信託の基準価格が半額まで下がりそこから反転上昇するケースです。
トータル的に損するのか得するのかを見てみます。

購入月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月
基準価格 10000円 9000円↘️ 8000円↘️ 7000円↘️ 6000円↘️ 5000円↘️ 6000円↗️ 7000円↗️ 8000円↗️
積立金額 10000円 10000円 10000円 10000円 10000円 10000円 10000円 10000円 10000円
購入数 1 1.11 1.25 1.43 1.67 2 1.67 1.43 1.25
積立金額合計 10000円 20000円 30000円 40000円 50000円 60000円 70000円 80000円 90000円
評価額 10000円 19000円 26889円 33528円 38738円 42282円 60738円 80861円 102413円
損益 0円 -1000円 -3111円 -6472円 -11262円 -17718円 -9262円 861円 12413円
利益率 0% -5% -10.4% -16% -23% -29.5% -13% 1.08% 13.8%

基準価格が半額の5000円まで下がり、含み損が-29.5%まで膨らみます。
しかしその後、基準価格が7000円まで持ち直せば利益が出始め、8000円まで戻ると利益率が13.8%と一気に高水準となります。
この例からわかるのは、基準価格が下がっていったとしても、たんたんと同じ金額を積み立てていけば、少し回復した時にプラスになるということです。

レンジ相場

基準価格が、10000円と8000円の間を行ったり来たりする場合、損するのか得するのかどうなるのでしょうか。

購入月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月
基準価格 10000円 9000円↘️ 8000円↘️ 9000円↗️ 10000円↗️ 9000円↘️ 8000円↘️ 9000円↗️ 10000円↗️
積立金額 10000円 10000円 10000円 10000円 10000円 10000円 10000円 10000円 10000円
購入数 1 1.11 1.25 1.11 1 1.11 1.25 1.11 1
積立金額合計 10000円 20000円 30000円 40000円 50000円 60000円 70000円 80000円 90000円
評価額 10000円 19000円 26889円 40250円 54722円 59250円 62667円 80500円 99444円
損益 0円 -1000円 -3111円 250円 4722円 -750円 -7333円 500円 9444円
利益率 0% -5% -10.4% 0.6% 9.4% -1.3% -10.5% 0.6% 10.5%

レンジ相場の場合、がっつりマイナスになる事はありませんががっつりプラスになることもありません。
基準価格が低い所で積み立てた分が、ジワジワと効いて少しずつプラスが増えていく感じです。


このように、投資信託は毎月たんたんと積み上げていくのが効果的です。
サラリーマンなら、やりやすい投資だと思います。
たとえ基準価格が下がったとしても、そこでは購入数が増えますので、基準価格が戻った時に大きなプラスとなります。
右肩上がりの世界経済を味方にして自分の資産を増やしていきましょう。

参考)どの投資信託を積み立てればいいのか
今、どこに投資すべきか (投資信託のお話し) - 財テクめも


以上ご参考まで。
投資の最終判断はご自身で行なってください。