財テクめも

お金を増やすために得た知識のメモです。

AIによるカンブリア爆発は発生するのか

先日放送された朝まで生テレビは、AIがテーマでした。
朝まで生テレビ!|テレビ朝日
そこで、かなり興味深い議論がされていました。
以下、概要をお伝えします。

AIにより、数十年に一度の産業革命が起きている。
これは、インターネットやトランジスタ、エンジン、電気の誕生に匹敵するインパクトがある。

なぜそう言えるのか。
それは、機械が目を持てるようになったから。つまり、ディープラーニングにより機械が物体を認識できるようになった。
かつて、生物が爆発的に進化したカンブリア爆発は、目を持った生物が誕生したことが原因だと言われているが、現代でもそれに匹敵する爆発が起きるのではないか。
そういう期待が持てる。

(東京大学准教授・ディープラーニング協会理事 松尾豊氏)

確かに、機械が目を持つことで、私たちの生活は大幅に良くなりそうだ。
掃除機は自らゴミを探すことができ、洗濯機もシャツを取り出して畳むことまでできるかもしれない。(つかむという動作は、また別の難しさがあるようだが)

車が目を持つと自動運転が可能となる。
テスラのサイトで公開されているオートパイロットのムービーはかなり驚愕だ。
オートパイロット | テスラジャパン
これが近い将来やってくるのは確実だろう。
Googleは、実験用の街を作り、自動運転のテストをバンバンしてデータ集めに集中しているそうだ。
スマホAndroidが流行ったように、車にもGoogleのOSが載ることがスタンダードになる日も近いかもしれない。


それにしても、日本はこのビッグウェーブに乗っているのだろうか。
日本は周回遅れだそうだ。(松尾豊氏)
それはなぜか。1つは、AI(投資)にかける予算が余りにも少ないらしい。アメリカは1企業で1兆円なのに対し、日本は数十億円と言われている。
また、日本の経営者に確信がないということも指摘されている。(慶應義塾大学 特別招聘教授 夏野剛)
これはいける!という確信を持ち、お金を投資に回すことができないらしい。
現状維持で満足では、既得権益にすがるダメな官僚と一緒ではないか。

日本の行く末は心配ではあるが、私たちの生活はAIでより豊かになりそうだ。