財テクめも

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アメリカの景気後退は近いのか

以下のチャートは、アメリカの主要な株価指数のチャートです。

NYダウ


S&P500


NASDAQ

ご覧の通り、ここ数年、美しくなだらかな上昇を続けています。
ちなみに、日経平均はこんな感じです。

停滞期間もあり、ちょっとガタガタしています。


現在のアメリカは、トランプ無双中で、アメリカ一人勝ちと言われています。
しかし、それほど強いアメリカの景気に、黄色信号が灯っています。それは、逆イールドと呼ばれる現象です。

赤の線は、アメリカ国債長期金利(10年もの)から短期金利(2年もの)を引いた差です。
通常、長期金利短期金利を上回っているため、プラス圏で推移しています。
しかし、金利上昇により、短期金利がどんどん上がっており、差が0の方に近づき、やがてマイナス圏になるのではないかと言われています。

この現象を逆イールドと呼び、過去、逆イールドが発生したあとに景気後退となったため、逆イールドは景気後退のシグナルとされています。

アメリカでは、金利上昇を受けて、逆イールドになろうとしており、景気の行方が心配です。

米国債利回り逆イールドへのロードマップ、MUFGは12月上旬を予想 - Bloomberg

景気後退とはどういう事が起こるのでしょうか。
まず、四半期ごとに発表されるGDPが、2回連続下がると、景気後退したと判断されるようです。それを受けて、投資家はアメリカから投資資金を引き上げるかもしれません。よって株価に影響が出る可能性があります。

こうしたことから、アメリカ国債の利回りは定期的にチェックしておく必要があります。